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ISO14001って?

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はじめに

 最近街中で「ISO14001認証取得」などと書いてあるのを見かけます。環境に配慮しているということはご存知の方も多いでしょう。しかし、ISO14001が実際にどのようなものであるかを知っている人はそうは多くないでしょう。ここでは、ISO14001について書きます。

ISOとは

 ISOとは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)の愛称です。ギリシャ語で平等などを意味する「isos」から来ています。本部はスイスのジュネーブにあり、様々な分野での標準規格を策定しています。ひとつの国からはひとつの機関が参加でき、現在156ヶ国が参加しています。

ISO14001とは

 ISO14001とは、環境運営に関する事項を標準規格として規定したものです。次の2点を主な目的としています。

  • その活動によって生じる環境への悪影響を最小限にする。
  • 環境活動の継続的な改善を達成する。

 通常の他の多くのISOの規格というのは、特定の製品や材料といったものに関するものです。しかし、ISO14001は運営管理に関する標準規格であり、ほかの規格とは性格を異にしています。この「運営管理に関する標準規格」というのがISO14001を理解する上で重要なところです。  どういうことかというと、ISO14001は、鉛を使っていない製品を作れ、とか消費電力を100kWh以下にしろという具体的な指針を示した規格ではないということなのです。あくまでも運営の管理方法を定めたものに過ぎず、ISO14001に従ったからといって、直ちに環境への負荷が軽減されるわけではありません。どのような目標を掲げるか、というのは各組織に任せられているのです。  ISO14001には、Plan-Do-Check-Act(PDCA)サイクルという、重要な原則があります。

  • Plan・・・今の状況を分析し、全般的な目標を作り、達成に向けての計画を立てる。
  • Do・・・計画を実行する。
  • Check・・・計画の達成具合を確認する。
  • Act・・・誤りを確認し、次回より良い結果が得られるように計画を改善する。

 この4つを繰り返し行うことによって、継続的改善を実現しようとしています。  ISO14001の利用法には大きく分けて2種類あります。まず、基準に沿ってきちんと運営管理がなされている、ということを監査機関に監査してもらい、そこの認証を取得するという方法です。この方法は信頼性が高いのですが、それにかかる費用も非常に高いのです。もうひとつの方法は、運営管理方法がISO14001に沿って作成されている、と組織内で判断し宣言する方法です。これは自己宣言と呼ばれますが、前者よりも信頼性が欠けます。

まとめ

 簡単にISO14001について見てきましたが、いかがでしたか。ISO14001が「運営管理に関する標準規格」ということで、ISO14001に適合しているというだけでは必ずしも環境に良い組織かどうかは分からない、ということがお分かりになったのではないでしょうか。それではISO14001の持つ意義とは何でしょうか。それは、環境運営に関して「継続的改善」を行うという点にあります。PDCAサイクルを続ける限り、漸次環境に良い組織になっていく、ということです。PDCAサイクルを自己流に続けられる、という組織の場合はもちろんISO14001に従う必要はありません。ISO14001に従おうとも従わなくとも、あくまでも中身が重要なのです。

参考

茅陽一 監修 『ISO 14000 環境マネジメント便覧』 日本規格協会 1999年

国際標準化機構 http://www.iso.org/ (2006年4月14日確認)

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